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1週間も前の記事ですが… 7月23日朝日朝刊1面 「外国人母婚外子 国籍、03年認知から」 この間の最高裁判決を受けたものですね。これは当然国もせざるを得ないこと。 子どもが生まれた後に認知(普通そうだよね)した場合も、父が日本人なら日本国籍があるということになりました。当然すぎるというか、まだ足りないというか。 本当は、男の側の認知なんかで、父確定じゃなくて、母(外国人だろうとなんだろうと)が特定した父を父とするということが認められるべきなんだ。 生まれたときの父欄に日本の男名を書いて、それが受理されるというように法改正されれば、国籍法の改正も必要ないのですから。 どちらかって言うと、「婚外子でも認知で国籍認めてやる」的なニュアンスが全面に出るのは、あまり気分がよろしくないのだった。 同じ日の朝日新聞朝刊 ずずず~っとめくっていって、32面です。さほど大きくない記事で 『「無戸籍2世」に戸籍 法務省、幼児2人に』というタイトルがありました。 朝早く、滋賀の坂上幸子さんからメールが届きました。 母が被ったDV被害のため、民法772に抵触して戸籍の記載のなかった女性が出産したケース(つまり、去年パスポートでがんばったクミちゃんがもしも出産したら?というケース)。2歳の女児と1歳の男児に、法務省は2人をそれぞれ筆頭者とする戸籍をつくったというもの。いわゆる「一人戸籍」が直接つくられたというのは、ある意味画期的だと思う。 でも、結局子ども達の母の戸籍はつくられないまま(つまり、民法772問題。嫡出推定問題には法律上国はなにも手をつけず)問題を回避したという形です。「無戸籍の連鎖を止める救済策」などと書かれていたが、もともと「救済」されなくてはならないのは、この国のどうしようもない「法体系」そのものであって、子ども達ではないはず。 ここで、さっきの主張の繰り返しになるけど… もともと、子ども達の母の母が出生届を出したときに、父の特定に権利が付与され、それで父が確定していたら、こんな問題はおこっていなかったのであり、そこの批判が全くない状況に対してすごく危惧がある。 あ~つくづく、戸籍なんかなくなって、スッキリと個人登録になったらいいのに~~ っていうか、それがむしろ、世界中ではまったく普通のことなのに~~ ややこしい制度を自明のことにしてしまって、「救済」とかって言うのが気持ち悪いです。 本当に……
by fuyukikai
| 2008-07-31 15:28
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