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大阪でも戸籍の記載のない女性が出産。すでに子どもは、2才と1才という。女性の母もまた、DVのケースだ。どうする法務省!? 昨日も、ミーティングで、ぶんたとあれやこれやの可能性を考えてみた。 子どもの一人戸籍をつくる?それだと、捨て子の扱い。うぅ~ん、ないな。 法務省は、やっぱり、母の戸籍をつくってその上で、子の戸籍をつくるという順当な手段を望むだろう。がしかし、母の父欄どうする?前夫の関係、前夫の追及を恐れる余りの無戸籍に、前夫の介在は無理。特例法でいくか?DV防止法のからみで、例えば10年という期間を経て戸籍ができないとかの条件で、現父を父とするとか。 やっぱり、DNA鑑定もってくるんじゃない?しかし、DNAと戸籍はなじまないからねぇ~ etc. しかし、なんだかんだと、法務省に成り代わった気分で論じているうちに、あれ?となった。 「まぁ、とにかく、住民票はつくってあげてほしいよね。」「そうそう」 「あとは、パスポートさえ出れば、問題ないんだし」「被選挙権ぐらいだね。」と、正気にもどった。 それで、今日の記事。 朝日新聞が一番くわしかったのかな。 「保育士の資格をあきらめた。運転免許証も選挙権もない」…それは、変だぞ。住民票がないせいなのではないだろうか。実際、兵庫で20才をこえて、戸籍がない女性が、免許も取り、選挙権もあるのだから。運転免許には国籍要件もないし、選挙権の登録名簿は住民票だ。どうも、戸籍がないと悲惨!というトーンが主流を占めてきていて、困ったことだな、と思う。マスコミも、戸籍と住民票の区別くらいはつけた上で記事を書いてほしいものです。 トランスジェンダーの性別変更もそう。(なんか、今日法案が成立するらしいじゃない) 性別を確認するために、そんなに、戸籍の提出が求められる機会があるとは思えない。もし、そんなに頻繁に戸籍を出せということがあれば、そちらの方が問題だ。プライバシー配慮で、ほとんどが住民票記載事項証明ですむ社会になっているはず。 要するに、際だった問題は、パスポートらしい。 戸籍を根拠に作成し、男か女かを記載されるし、海外に行ったときの不都合も大きいというのだ。戸籍がなくてもパスポートの性別変更!という取り組みの方が、私はおもしろいと思うのだ。 戸籍は、身分登録であると同時に、追跡機能を持つ管理登録。家族、親族間に死ぬまで扶養義務関係を生じさせ、DV被害の場合、妻だけでなく、子どももまたその追及から逃れるために、一生隠れるように生きていかなければならない。坂上幸子さんが、いつも言っていること。
by fuyukikai
| 2008-06-03 14:30
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