とかく噂というものは、マイノリティをあばきだし、詮索し、嘘も本当も含めて、当事者を傷つけ、あるいは、実際に生活基盤を失わせたりもする。かつて、「未婚で子どもを産んだ」と配置転換をせまられた幼稚園教諭もその犠牲者だった。
「ねぇねぇ、今度引っ越してきた○○さんとこの子どもって、今のだんなの子じゃなくて連れ子らしいわよ~。」とか言われた友人は、事実無根すぎて笑っていたが、なんだって、誰がそんなことを言い出すのやら、と、全く不思議でした。
ありとあらゆるプライバシーを満載にして、それを原則公開にするっていう戸籍は、「詮索奨励」制度のようなもので、そんなものがあるから、いつまでもつまらない噂が飛び交うのか、噂や詮索を容認する人が多いから、戸籍が気にならないのか。
相乗効果かな。
人の庭で遊んで、散らかして、のぞこうとして、適当なことをしゃべって時間をつぶす人たちが多いので、しばらく鍵をしめましょうね。