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「フランスから見る日本ジェンダー史」という本を読みました。 おもしろかったですよ~。それはむしろ、フランス人を相手に日本人が日本の、古代・中世・近現代を含めて、端的に説明しようという意図のコンパクトなまとめであるので、読みやすいです。 問題意識が、「日本のフェミニストたちの欧米ジェンダー理論の無自覚な応用に対する疑問」てところが、あー、やっとやっとなんだかそういうことが、議論の遡上にあがったのだとうれしかったわけです。 私が出会ったリブたちは「性別役割分業批判?」ぴんとこないよねー。と、言っていたのは、すなわちそういうことだったわけで、実感や体験からすれば、「家」における女性の地位や役割は、そう単純に欧米的二元論を採用して事足りるものではないというのが、ずっとずっとのひっかかりだったものでね。 さて、編者の棚沢直子さんの「『国体の本義』読解 西洋の世界性・日本の特殊性」という論文が掲載されているが、これまたナイス。 この間の戸籍がない状況パスポート申請に関わって来て、「なんなんだ~一体。そこまでこだわる何かっていうのは、漫然と伝統やら淳風美俗では語りつくせない、原理主義が存在しているのではないか~~?]とさえ思わされたものだ。 まあ、もちろん、天皇制批判も含めて、様々な論考が今までもされてきたわけだけど、「戸籍」や「民法」に届いてそれがなされたケースは、男達にはなかったわけで。 「国体のキーワードはなにか」という小見出しに引き続き、「キーワードはずばり『一』あるいは『ひとつ』である。」にはにんまりだ。「祭政一致」「君臣一体」『上下一如」…しかしこれらは、まがりなりにも「戦後」否定されてきたわけで、残るは「家国一体」「一大家族国家」のその原理であり、ああ、それを保証するのが「戸籍」であるわけなので、そっこらへんがね~ ということを、当たり前に、「高尚な感じで」ちゃんと言ってくれてるっていうのは、やっとやっとだけど、やったやったという感じでした。 「国体の本義」これはやはり読んでおくべき…!?ネットってすごい。すぐに全文でてくるもんね。 それにしても…。DVにおける、傷の癒されがたさ、恐怖の連鎖は実際に思わぬ事件を誘発するもので…・。命に関わることだという指摘は、言葉だけの危惧ではないのだということを、思い知らされています。
by fuyukikai
| 2007-06-07 23:42
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