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朝日、毎日、読売、京都(共同通信)全てに記事がのっていました。特にさすが、毎日は一面下段と、関連記事の2本でした。この件は例の工藤記者ではなく、北村さんという記者です(マニアックな指摘でした)。 事実婚により生まれた子どもが、非嫡出子となること。出生届の名前欄右に、親自らが□嫡出子□非嫡出子にチェックを入れるという行為を強制するということ。その差別の根拠法は民法900条4号です。 で、嫡出推定によって、事実の父が父として届けられないという規定は、1度でも結婚したことのある人々の問題で、その問題の根拠法が民法772条なんですね。 どうも、この二つの問題が、ごっちゃになって受け取られていることが多いようです。 今回の判決は、事実婚夫婦の話。女性が男性に従属するような法律婚は、女性差別だからやめようね、と、事実婚を選んだ夫婦から生まれた子どもは、まるで、それに対する罰でもあるように、「非嫡出子」という「身分」になる。そのチェックを拒むのはあまりにも当然だ。私だって、3人ともそのチェックをはずし、行政にその欄の問題性を訴えたものだ。しかし、それで不受理とはならなかった。それだけで不受理となったというそのことが、だいたい「世田谷区…ウソォ?」って感じでした。次に住民票。こちらも、私の回りでは知る限りは全員住民票をつくらせているので、「世田谷区…かつては、革新的区政だったんじゃないのかい?どうしちゃったの。」という感じでした。 菅原さんのすごいところは、本人訴訟に踏みきったこと。私たちはかげながら、「もし、万が一、住民票つくらなくていい」判決が出たらどうしよう??」と、心底心配していました。だから本当に、我がことのようにほっとしています。 判決のフレーズで一番気に入ったのは 「記載事項が資料で確認できるなら、個別、具体的に判断すべきだ。区の判断は形式的で違法」というくだりです。 何度読んでもホレボレします。 だって、このフレーズこそが私たちが京都府旅券事務所にたいして、5年間言い続けてきたことなのですから。 権利によって得るべきものが、かたや住民票。かたやパスポートといえども、この論理は同じでしょう、と、外務省には言ってやりますよ。言いますとも!!
by fuyukikai
| 2007-06-01 15:59
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