カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 01月 2021年 10月 2021年 05月 2021年 03月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 02月 2019年 10月 2019年 08月 2018年 11月 2018年 08月 2018年 07月 2016年 10月 2016年 02月 2015年 12月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 05月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 お気に入りブログ
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
そんなふうに、乱ちゃんの言葉によって、長らく「差別」という言葉を使用しなかった私であったが、ここ何年か、抑圧というだけでは言い表せない、どうしても、その、 その言葉を使わなければしっくりいかない目線というものを意識もし、 そうして、その言葉によって、明確にあらためて、許すことの出来ない状況は位置付けられる必要があるとも感じていた。 例えば、その端的な例が「沖縄」だ。 基地の集中への抗議は、単なる平和運動ではもうおさまらない。 40年なのだから。そうして、辺野古の環境破壊と、高江へのヘリパット配備。欠陥だらけの危険なオスプレイ購入をそれぞれに目論見、反対があっても押し付け続け。日本政府が気を使うのはアメリカであって、決して沖縄の人々ではない。 最も気を使うのは「国体護持」のためには、アメリカに沖縄を差し出せという天皇の意思の尊重。 差別という言葉でしか言い表すことの出来ない目線とは、権力から発せられる。 構造、もしくは抑圧という以上の悪質な意志。 他者の尊厳を踏みにじるありようを、積極的に維持すること。 踏みにじりつつ守るべき権威だけが尊重されること。 それに対する態度は、日本政府を「差別者」と規定することからしか始まらない。 怒りは昨日や今日、10年や20年ですらなく、つもりつもり、沸騰点から湧き出るように吐き出される。 むしろ、それが健全であるところの、表出。で、なければ、生き続けることのできない。 まるで、中東のデモから政権転覆にいたる過程が、歴史上あまりにも稀有な驚きであると同時に「自然」な出来事であったように。 それから、差別という言葉の使用により、より明確になるのが、福島原発事故の誘発とその後の処理ともいえない処理であり、厚顔無恥な大飯の再稼動容認だ。 わたしたちの命が、明らかに、軽い。 たまたま、事故のない状況で生かされているという不安定な生を人々に強要して、「平気」であるというその権力の感覚から、私はやはり、一人の人間として非常に「差別されている」と受け止めるし、その認識が今のこの状況をあいまいにして逃げることのない態度を保持する上で必要なものであると思う。 われわれの、危うさの表明のために、 それを、差別と規定しなおすことを、 逡巡しながら、少しずつしてきた。 私が私自身を損なうことのない、バランスを保ちながら。 その規定に、自分が打ちのめされないくらい強くなりたいと願いながら。
by fuyukikai
| 2012-06-16 02:01
|
ファン申請 |
||